まさふみの4コマ漫画集

まさふみの4コマ漫画集

4コマ漫画、日記、観た映画の感想などを投稿しています。自分にしか作れない記事を模索中です。

アクティブリスニング(傾聴力) 〜部下の教育や子育てにも役立つ会話術〜

4コマ漫画「アクティブリスニング猫」

「アクティブリスニング」は、心理カウンセリングの現場でよく使われるスキルです(日本語では、「傾聴力」と言ったりするそうです)。

カウンセリングにおいては、カウンセラーが“こうするべきだ”と答えを与えるのではなく、話者自身に“どうすべきか”を気付かせることが重要だそうで、そのために考えられたスキルとのこと。

つまり、全ての答えは話者自身がすでに知っていて、それをうまく引き出すためのスキルが「アクティブリスニング」というわけです。

また最近は、心理カウンセリングの場だけでなく、部下の教育、子育てなどでも役立つスキルとして、注目されているようですね。上から指示ばかりを与えてしまうと、指示待ちの人間になってしまい、自分で考えて行動する力が育たないそうです。アクティブリスニングをすることで、自分で考える機会が生まれ、部下や子供が自分たちで考えて動けるようになるのだそうです。


「アクティブリスニング」のスキル

具体的には、以下のようなスキルがあります(この他にもあるみたい)。

  • バーバル(言語によるコミュニケーション)
    • 相づち
    • おうむ返し
    • 言い換え
    • オープンクエスチョン(yes/noで終わらない質問)
  • ノンバーバル(言語以外のコミュニケーション)
    • 体勢(ちゃんと話しを聴いているという態度をとる)
    • 表情(話者に合わせて笑顔、驚き、困った顔等を作る)
    • 視線
    • ミラーリング(話者の仕草をマネする)

ただし、スキルばかりに目がいってしまうと、本来の目的がボヤけてしまうので注意が必要です。 何のためにこのスキルがあるかといったら、最初にも書いたように、「話者自身に気づかせる」ためです。

真っ白なスケッチブックに、話者の考えや気持ちを、一緒に埋めていくというイメージを持つと、うまくアクティブリスニングができるのではないかなぁ、と個人的に思います。でも自分に合ったやり方を模索するのも大事なので、実践あるのみですね。