実は私は「B'zファン」です。
今回は、私がB'zと走り抜けた思い出の日々を紹介しながら、私の「B'z愛」を語りたいと思います。
- B'zに恋した浪人時代
- B'zのLIVE-GYMにようこそ!!!
- B'zをたずねて三千里
- B'zについていくと誓った日
- B'zと涙した就職活動
- B'zと狂った夜の山道
- B'zと祝った誕生日
- B'zと私と多摩川と
- B'zとの思い出はまだまだ続く
B'zに恋した浪人時代
2009年。大学受験に失敗した18歳の私は、福岡市内のとある予備校に通っていた。
この予備校には、私の中学時代の友達も何人か通っていた。私がB'zを好きになったのは、この中の友達の1人がB'zを好きだったことが影響している。
(この友達を、以後、Fと記す)
Fはバスケが好きな男だった。中学時代の彼は、漫画「スラムダンク」の三井に憧れ、休み時間になるとよくエアーシュートを放っていた。
(ただし、Fは野球部だった)
浪人していた当時、山P主演のドラマ「ブザービート」がTVで放送されていた。バスケを題材にしたドラマで、その主題歌にB'zの「イチブトゼンブ」が使われていた。
バスケ好きのFは、そのドラマの影響でB'zを聴くようになったらしい。
予備校からの帰り道で、Fはいつも、エアーシュートを放ちながら「イチブトゼンブ」を口ずさんでいた。時にはシャウトしていた。Fが歌うB'zを何度も聴いているうちに、私もB'zを好きになった。
B'zを好きになってから、私は毎日のようにB'zを聴いていた。勉強に疲れてヘトヘトになった日も、勉強のストレスで尿管結石になった日も、センター試験当日の朝もB'zを聴いていた。これはもはや、B'zと付き合っていたと言っても過言ではない。
そして、B'zのパワフルな楽曲にパワーをもらった甲斐もあってか、私は第一志望の大学に合格することができた。あのとき、B’zの魅力を教えてくれたFには感謝している。
「イチブトゼンブ」の好きな歌詞
すべて何かのイチブってことに 僕らは気づかない
愛しい理由を見つけたのなら もう失わないで(oh, you're the one)
愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに
それだけでいいのに
B'zのLIVE-GYMにようこそ!!!
2010年。大学に入学した私は、親にMacBookを買ってもらった。そして、一人暮らしを始めた。この一人暮らしという環境とMacBookが、私のB'z好きに、さらに拍車をかけることになる。
一人暮らしになると、家に話し相手がいないので、寂しい時間が増えた。一人の寂しさを紛らわすため、私はMacBookでYouTubeを見ることにした。そして、このYouTubeで、B'zの「LIVE-GYM」に出会ってしまう。
(「LIVE-GYM」とは、B'zのLIVEコンサートの名称だ)
私が初めて見たB'zのLIVE映像は、『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園公演での「太陽のKomachi Angel」である。
この楽曲は、降りしきる雨の中、稲葉さんの軽快な手拍子から始まる。そして、リズミカルな音楽に合わせてノリノリで歌う稲葉さんは、悪魔的にカッコよかった。
(ただ、このころはまだ松本さんの演奏の凄さには気づいていなかった)
これがきっかけで、いろいろなLIVE映像をYouTubeで見た。
楽曲だけでは満足できず、「B'zの...B'zの...B'zのLIVE-GYMにようこそー--!!!」のシーンだけ切り抜いた動画を、何度も何度もリピートしていた時期もあった。
(B'zのLIVE-GYMでは、オープニングで稲葉さんが「B’zのLIVE-GYMにようこそ!」と言うのがお決まりである)
こうして私は、B'zのLIVE-GYMにどっぷりとはまり込んでしまったのである。
「太陽のKomachi Angel」の好きな歌詞
あの娘は 太陽のKomachi Angel
やや乱れて Yo! say, yeah, yeah!
いざ今宵酔わん I love you, my Angel
理屈抜きで Now we can say yeah, yeah!
B'zをたずねて三千里
YouTube上にあるB'zのLIVE-GYMを見つくした後、私は、まだ知らないB'zが沢山いることを知り、昔の楽曲もちゃんと聴いてみたくなった。しかし、あまりお金を持っていなかった私は、
- なるべくお金をかけないでB'zを聴きたい。
- でもレンタルで借りるのは嫌だ。
- B'zと共に過ごしたという証を形に残したい。
という思いから、各地の中古ショップを巡って、B'zのアルバムをすべて買い集めることを決意した。
当時の最新のアルバムは2009年発売のMAGICで、このアルバムが17作目だった。しかし、私が集める対象としたのはこの17作品だけではない。ミニアルバムやベスト盤にしか入っていない楽曲もあったので、それらのアルバムも集める対象とした。
いろいろな中古ショップを巡ってB'zのアルバムを探す旅は楽しかった。原付で福岡各地いろいろなところに行った。10作品をセットで1000円ほどで販売しているショップを見つけたときは、思わず店内を見渡し、ドッキリじゃないかと疑ったこともあった。
そうこうして、1年くらいかけてB'zのアルバムを探し求め、ファーストアルバム以外はすべて買い集めることができた。
(いまだに、ファーストアルバムだけは持っていないが、1作目だけ持っていないというのも乙な感じがして、このまま購入しないのもありな気がしている)
この頃よく聴いていた曲は「ALONE」という曲だった。最初聴いたときは、あまりこの曲の良さがわからなかったが、するめを噛むように、何度も何度も聴いていると、いつのまにか大好きな曲になった。
B'zの曲は、何度も聴けば聴くほど耳になじむ曲が多い。最初は気づかなかった音の重なり、コーラス、歌詞の意味、メロディの心地よさ、などなど、聴けば聴くほどその良さが伝わってくるのだ。
「ALONE」の好きな歌詞
Alone 僕らはそれぞれの花を
抱いて生まれた 巡り逢うために
Alone 空を見上げればひとり
がむしゃらな 情熱がふわふわと笑うよ
~
I was born to fall in love
You know, we're all alone
Hold your dreams it never ends
Naked eyes in the sky
B'zについていくと誓った日
2011年。東日本大震災が起きた。私が大学1年の春休みの時だ。苦しんでいる方々に向け、いろんな著名人がメッセージを送っていた。そんなとき、B'zがMステ(歌番組)で「Brotherhood」という楽曲を演奏していた。この曲は新曲でもなんでもなく、何年も前に発表された楽曲だ。
「Brotherhood」にはこういう歌詞がある。「うまくいってるかい なかなか大変だよな全く こっちだって毎日くたくたになってる」。Mステでの演奏では、「こっちだって」の部分を「誰もが」に言い換えて歌われていた。その図らいに、「一人じゃないよ、みんなで助け合おう」というメッセージが込められているのを感じた。そして、「Brotherhood」の歌詞が、なんとも心強かった。
震災後のこのMステを見たとき、B'zを好きでよかったと思ったとともに、これからもついていこうと心に誓った。
「Brotherhood」の好きな歌詞
Brother 生きていくだけだよ
ためらうことなど何もないよ 今更
走れなきゃ 歩けばいいんだよ
道は違っても 一人きりじゃないんだ
Baby, we'll be alright
B'zと涙した就職活動
時は経ち2015年。大学院1年の春、就職活動が始まった。
私は大学院までずっと福岡で暮らしていた。これからもずっと福岡で生きていくんだろうなと思っていた私だったが、就職活動では東京の企業を受けていた。というのも、周りの学生がみな東京で就職活動をしていて、私はそれに流されてしまったのだ。
そして、自分のやりたいことが明確ではなかったので、面接では嘘で固めた志望動機を口から出まかせに言っていた。また、旅費を節約するために安いカプセルホテルに泊まり、酸欠になりながらも面接を受け、慣れない土地で心身ともに疲弊していた。
ある面接の帰り道、東京の人ごみに紛れて駅前を歩いていると、自然と目に涙が込み上げてきた。手ごたえのない面接と、自分は何をやっているんだろうという、言いようのない悔しさから、涙が込み上げてきたのだ。
その時、気持ちを落ち着かせるために聴いた曲が「泣いて 泣いて 泣きやんだら」という曲だった。
「まちがってないんだから 何を悔やむ? ぐっと噛みしめた口唇をほどいて」という歌詞を聴いて、「前を向いて生きよう」と勇気づけられた。
「泣いて 泣いて 泣きやんだら」の好きな歌詞
泣いて 泣いて またいつか泣きやんだら
小さな胸をはってもいいじゃないか
どうやったって 毎日は過ぎるし
くやしさ 少ないほうがいい
~
まちがってないんだから
何を悔やむ?
ぐっと噛みしめた口唇をほどいて
~
泣いて 泣いて またいつか泣きやんだら
僕に笑って見せてほしいんですけど
冗談言ってあげるよ ヘンなのを
悲しみ ちょっと 消えるなら
B'zと狂った夜の山道
就職活動を無事に終え、私は、大学院の研究に専念することになった。
(私は社会調査のような研究をしていた)
私は研究データを集めるため、とある集落に協力を依頼し、住民一人一人に対してアンケート調査を行うことにした。その集落は、自宅から車で3時間ほどのところにあり、辺りは山で囲まれていた。私は、たった一人で、集落の各世帯を一軒一軒回り、住民約60名に対してアンケート調査を実施した。
日中は仕事に出ている方も多く、住民が帰宅するのを待つために、たいていの時間は車の中で過ごした。多くの方は温かく調査に協力的だったが、私の説明が不十分だったこともあり、住民の中には私を不審に思う人もいた。そのため、住民から𠮟責を受けることもあった。
人の役に立ちたいと思って始めた研究なのに、いろいろな人に迷惑をかけており、私は心身ともに疲弊していた。
そんな中、私の折れそうな心を支えてくれたのがB'zだった。中でもよく聴いていたのが「衝動」という曲だ。今でもこの曲を聴くと、あの時の情景を思い出す。
数週間にも及ぶ調査を終えたときは、あたりはもう真っ暗だった。街灯のない山道を車で駆け下りる中、普段は大人しい私が、お腹の底から「衝動」をシャウトしていた。達成感や安堵感や開放感といった、いろいろな感情が混じり合い、変なテンションになっていたのだ。
「衝動」の好きな歌詞
誰もが 無限の可能性を
抱きしめて 生まれてきたんでしょう?ねえ僕にも 誰かを 愛せると
その手を 重ねて 知らせて
希望とは 目の前にある道
どこかに行けると 信じよう
あなたのすべてが 僕の衝動
B'zと祝った誕生日
2016年。私は社会人になり、地元の福岡を離れ、上京していた。
私は、社会人になって初めての誕生日は、『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』の「Happy Birthday」のLIVE映像を見ながらお祝いすると決めていた。
6畳一間の壁の薄い社員寮で一人、「Happy Birthday」を見ながら誕生日を祝った。普段は閉塞感のあるその部屋が、その瞬間だけは、LIVE会場のような開放感に包まれた。
「Happy birthday」の好きな歌詞
Happy birthday happy birthday
Happy birthday オメデトウ
Happy birthday to youHappy birthday happy birthday
Happy birthday アリガトウ
Happy birthday to you(今日はサイコー)
B'zと私と多摩川と
上京してからというもの、私は毎日仕事でクタクタになり、心が削られる日々を送っていた。そんな中、B'zともう一つ、私の心の支えとなっていたのが多摩川だ。私の「多摩川愛」については、以下の記事を読んでほしい。
多摩川の心地よい風に包まれ、よく聴いていたのがB'zの「いつかまたここで」だ。いろいろと辛いことも経験したけれど、そのすべてがかけがえのない出来事なんだなと、多摩川の風景を見ながらよく物思いにふけっていた。
「いつかまたここで」の好きな歌詞
知らず知らず 遠くまで来てしまったよ 旅立った日から
めぐり逢えた 数知れぬ人々の顔 消えない景色
何ひとつ欠けても 駄目なんだよ今きみとともにいるこの場所が好き
生きてれば 会えるだろう
いつかまたここで いつかまたここで
B'zとの思い出はまだまだ続く
時にはB'zを聴きすぎて、もう聴きたくないと思ってしまうこともあった。B'zから離れて、別のアーティストばかり聴いている時期もあった。だけど、ふとした時にB'zを聴き返すと、B'zと共に過ごしたあの日々がよみがえる。そして、「やっぱりB'zが好きだ」と感じる。
これからもいろいろなことが人生で起こると思う。いろいろな人に迷惑をかけて生きてきた自分だけど、一歩ずつ踏みしめて、これからの人生を生きていきたいと思う。
最後は、「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」の「RUN」での稲葉さんのMCとともに、このブログを締めくくることにする。
「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」の「RUN」より
稲葉さんのMC
僕ら ずっといままで 走り続けることで
いろんな景色を 見せてもらってきました。
そしてそのドラマが ほんとに感動的で 愛しくて かけがえのないものです。
早くたってゆっくりだって とにかく走り続ければたどり着ける場所があるということ
教えてくれたのはみんななんだよ!!
そうやって今日たどり着いた この場所 ここ横浜で 今こうやって見てるこの景色
これはもうほんと最高です!
是非お互いこの瞬間を しっかり胸に焼き付けて また今度笑顔で会える日まで
ゆっくり走り続けましょうよね!
また会うんだぞ!
約束だぞ!!
今までみんなが僕たちにくれた すべての声援に心から感謝します!
どうもありがとう!!!
♪~